日本酒の魅力とは?ぜひ知ってほしい7つのポイントについて解説!

日本酒の魅力

日本酒と聞くと、ビールやカクテルなどの他のお酒に比べて、どこか敷居が高いものに感じる方もいるかもしれません。

また、「専門知識がないと楽しめない」「アルコールに強くないと飲めない」といったイメージがある方も多いのではないでしょうか。

ですが、実は日本酒にはとても幅広い魅力があり、どんな人でも楽しむことができるのです。

今回の記事では、「日本酒の魅力7選」をテーマに解説します。

初心者でも楽しめるものから上級者向けのものまで紹介しているので、ぜひ気になったところから目を通してみてくださいね。

目次

日本酒の魅力!7つのポイントを解説

日本酒の魅力について、飲用温度や風味、地域性など7つのポイントから解説します。

(1)幅広い温度で楽しめる

他のお酒にはない日本酒の最大の魅力は、「細かい温度差(飲用温度)を楽しめること」です。

日本酒は、温度によって風味や香りがかなり変わります。そのため、1本のお酒の温度を変えるだけで、毎回違う楽しみ方ができるのです。

日本酒の飲用温度は、大きく分けて「冷酒」「冷や(常温)」「燗」の3種類があります。そこからさらに、5度から55度まで、5度刻みで合計10種類に分かれるのです。

  • 冷酒…5~20度くらい
  • 冷や(常温)…20~30度くらい
  • 燗…30~55度

もちろん、日本酒にはそれぞれ最も適した飲用温度があります。また、種類や銘柄などによっても異なります。

例えば、吟醸酒の場合は、冷やしたほうが香りが引き立つ銘柄がたくさんあります。

そのため、蔵元や日本酒専門店などで「冷酒で美味しい銘柄はどれですか?」と聞いてみるのもおすすめです。

(2)バラエティ豊かな銘柄

日本酒は、とにかく銘柄が豊富なことも魅力の一つです。「数多くある中から選びたい」という方にはぴったりと言えるでしょう。

お米のコクが味わえる純米酒、香り高さを楽しめる吟醸酒、キレのある本醸造酒というように、日本酒には大きく分けて3種類あります。

そこからさらに、甘口・辛口、淡麗・濃醇といった様々な種類に分かれるのです。

これだけ多いと、選ぶのが難しいと感じる方もいるかもしれません。

そのため、蔵元や日本酒専門店などでは、チャート式の紹介や「唎酒師のおすすめ20選」などが掲載されていることが一般的です。

ぜひそれらを気楽に活用して、好みの銘柄を見つけましょう。

(3)初心者でも飲みやすいお酒も増えている

以前の日本酒は、アルコール度数が15度前後のものをストレートで飲むことが一般的でした。

そのため、「ある程度お酒が強くないと楽しめない」というイメージも、あながち間違いではないのです。

ですが、近年は日本酒を初めて飲む方でも楽しめる銘柄が増えてきました。

シャンパンのように発泡するスパークリング日本酒や、アルコール度数が5%以下の銘柄も数多く販売されています。

これらは、特に女性や海外の方など、ほとんど日本酒を飲まない方からも人気があります。

また、それ以外に、アレンジも豊富になりました。水割りやロックなどの定番だけではなく、ソーダやジュースで割るものも増えています。

アルコール度数が高いお酒が苦手な方や、日本酒のお米のコクが苦手な方には、こういったアレンジもおすすめです。

(4)シンプルな原料とは思えない旨味

日本酒の原料は、お米(酒造好適米)、水、米麹のみです。種類によっては、これらに醸造アルコールを加えます。

ですが、それだけでなぜあんなに奥深い旨味や香りを生み出せるのか不思議なほど、原料が少ないことが特徴です。

また、少ない原料で豊富な銘柄を造れることも、日本酒ならではの魅力と言えるでしょう。

(5)地域ごとに異なる風味

日本酒と米

上述の通り、日本酒はとても原料がシンプルです。ベースとなるのは、お米、水、米麹のみです。

それだけに、お米や水が持つ本来の風味が、日本酒の最終的な仕上がりにも大きく影響します。

もちろん、日本酒の風味の違いは、地域性だけでは語れません。

ですが、大まかに分けると、北のお酒はキレのある辛口で、南のお酒は柔らかく甘口が多いという傾向があります。

風味の好みがはっきりしている方は、地域を参考に蔵元を選ぶのもおすすめです。

また、最近では、地域の果物を酒造りに取り入れた銘柄も増えています。

フルーティーな風味や香りが好物という方は、ぜひそういうポイントからも探してみてください。

(6)料理との相性抜群

食事とともにお酒を楽しみたい方にも、日本酒はおすすめです。特に、各銘柄が造られた地域の郷土料理との相性がよく、総合的な食文化を楽しむことができます。

また、意外に思われるかもしれませんが、日本酒は和食だけではなく、その他の国と料理にも合わせられます。

3種類ある特定名称酒は、おすすめの料理がそれぞれ異なります。

【純米酒】

純米酒は、いわゆる「ごはんがすすむメニュー」と相性抜群です。お米の風味が引き立ち、ボリュームのある食事を楽しみたい方におすすめです。

味の濃い和食だけではなく、洋食や中華などとも合わせられます。

【吟醸酒】

吟醸酒には、その香り高さを邪魔しないようなシンプルな味わいの料理がおすすめです。主なものに、サラダやカルパッチョ、天ぷらなどがあります。

【本醸造酒】

 本醸造酒は、すっきりとしたクセのない銘柄が多いため、様々なメニューによく合います。

酒の肴からこってりとした食事まで合わせやすいので、食中酒にする方が多い傾向です。

参考:日本酒と相性抜群の料理は?食事におすすめのお酒4タイプや料理の具体例を解説

(7)世界でも類を見ない高度な発酵技術

さらに踏み込んだ専門的な魅力を知りたい方には、「発酵技術」がおすすめです。

日本酒は、ワインやビールと同じ醸造酒の一つです。

醸造酒は、原料に含まれる糖やデンプンを発酵させたら、基本的にはそのまま飲むことができます。

ですが、ワイン・ビール・日本酒はそれぞれ「発酵」の種類が異なります。その違いは、原料に糖分が含まれているかによります。

ワインには原料であるブドウに糖が含まれているため、酵母を加えるだけで発酵が終わります。

一方、日本酒とビールは穀物を原料としているので、糖が含まれていません。

そのため、まずは原料に含まれるデンプンを糖に分解し(糖化)、それから酵母によって発酵させる必要があります。

ビールの場合は、糖化と発酵を2段階に分けて行います。

ですが、日本酒はこれを同時進行させます。これを「並行複発酵」と言います。

この並行複発酵は、世界でも類を見ないほど高度な発酵技術です。

とても複雑な工程・温度などの管理が必要なため、「登録無形文化財」にも認定されています。

発酵の科学や日本独自の技術、それを支える専門職人の存在などに心を惹かれる方は、ぜひ深掘りしてみてください。

参考:日本酒の歴史とは?酒造りの始まりから今までの変遷について解説

まとめ:日本酒の魅力を知るにはぜひ飲み比べもおすすめ

日本酒は、飲用温度や原料、料理との相性など、どのポイントも奥深く、尽きることがありません。

気軽な気持ちで飲み始めたら、すっかり愛好家になっていたという方もたくさんいます。

ですが、最初はどの銘柄を選べばいいのか難しいものですよね。そういう方には、「飲み比べセット」がおすすめです。

飲み比べセットには、様々なテーマで選ばれたミニボトルが集められています。そのため、気軽に選んでも失敗しにくいこともメリットです。

「売れ筋」「お酒の種類」「地酒」「風味」など、見ているうちに自分の興味が絞られることもあります。ぜひ日本酒専門の通販サイト「酒泉洞堀一」でチェックしてみてください。

酒泉洞堀一ではInstagramにて日本酒の情報を毎日発信しております!あなた好みのお酒をぜひ見つけてみてくださいね。

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この記事を書いた人

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