8月初旬発売の第二弾 BLANC白 ブルゴーニュ・アリゴテの予約は下記より承っています。
”DOMEINE KUHEIJI ドメーヌ・クヘイジ” 遂に初出荷
私共と同じ名古屋に在しながらもその活動は日本を超えフランスにも及ぶ「醸し人九平次」。
日本酒ファンの皆さまならブルゴーニュ・コート・ド・ニュイのモレ・サン・ドニで醸造所を立ち上げ、自社で葡萄を栽培・醸造を開始したニュースはお手元に届いているかと思います。
2013年から九平次の蔵人の伊藤さんがフランスに渡り活動を開始(伊藤さんは九平次の中でも佐藤杜氏の次の位置にあった人、ワインにも精通し九平次さんの意思を組んで即答でそのプロジェクトに参加したと聞いています。)まずフランスに渡りパリの語学学校に入ることからスタート、それから約半年の語学勉強でまだ片言の言葉ながらもブルゴーニュのドメーヌで実地での研修を開始、言葉があまり判らない状況での苦労したスタート。
2014・2015でブルゴーニュでの研修を経て、その年にグラクリュ街道に面し、目の前もグランクリュの畑が望める地に醸造所を取得
そして2016年は試験的に買い葡萄での試験醸造を行い、2017年はブルゴーニュの地で幾つかの畑を借りて自社栽培・醸造=いわゆるドメーヌを開始、今年日本で販売開始するのはこの2017のワインになります。
酒泉洞堀一スタッフ2名が2019年7月に訪問
弊社スタッフ(私と岩井)は2019年7月に蔵元の招きに応じブルゴーニュのモレ・サン・ドニのワイナリーを訪問いたしました。
ブルゴーニュの首都ともいえるディジョンに宿泊、そこから車でコート・ド・ニュイの各銘醸地を伊藤さんにご紹介いただきながらワイナリーを訪問。
ブルゴーニュに根付く一つの地元の醸造所として存在している
そこで一番に感じたのは完全にブルゴーニュに根付く一つの地元の醸造所として存在しているということです。生活の一部として葡萄を醸造しそれをそのまま良い形でワインに形造る、気負いもそれほど強くある訳でなくブルゴーニュの歴史の中にいい意味で埋もている、すでに何十年もそこにあるようでした。
その証拠に、あちこちに点在する自社畑は日本から来たお客様が造ったものではなく、ブルゴーニュにある一つのドメーヌが当地の他のワイナリーと同じように現地の情報を生で聞きながら造り上げた畑でした。
またブルゴーニュのグラン・クリュとかプルミエ・クリュの畑は高額過ぎるし、そもそも売りに出ないものですが・・各有名ドメーヌが収穫し、その日にタンクに醸造しきれない葡萄が、仲介人を通じて購入の問いかけが入ってきます。それにも現地の一つのワイナリーとしてすでに組み入れられており、2017より2018年はさらに色々な有名畑の葡萄がドメーヌ・クヘイジで醸造されています。
ドメーヌ・クヘイジは本気のワイナリー
現地にお伺いするまでは正直に言うと、日本酒のプロモーションために少しの自社畑で2.3種のワインを醸しているだけだと思っていましたが、違いましたドメーヌ・クヘイジは本気のワイナリーでした。伊藤さんはこう言ってました。
「今は初出荷前で日本側にお世話になっているけれど、日本酒がもしもだけど売れない状況になって蔵が傾いたときに、逆にフランスのドメーヌ・クヘイジが助ける、そんな状況まで持っていきたい!」
名古屋出身の醸造家を応援します
伊藤さんは実はものすごく寡黙な方ですが・・その内に秘める情熱に本当驚かされました、でも単身フランスに渡り日本側のバックアップがあったとはいえ実際に現地に溶け込んで有名地区のワインも仕込むのは凄いことなんです・・伊藤さんも名古屋の出身です、同じ名古屋としてわたしたち酒泉洞堀一が応援しなくて誰がするのですが!!そんな熱い気持ちで応援していきたいと思っています。
酒泉洞堀一 小久保喜宣
ブルゴーニュの1ドメーヌとして存在する、伊藤さんのワイン
初出荷のワインは「ドメーヌ・クヘイジ コトー・ブルギニョン2017赤」です。コトー・ブルギニョンCoteaux Bourguignonsは2012年に制定された新しいアペラシオンで、ブルゴーニュといえばのピノノワールを主体に、もともとはブルゴーニュの銘醸地でも広く栽培されていたガメイも使用を許されているアペラシオンです。
クヘイジの畑はコート・ド・ニュイ地区の銘醸地ではないですが、その土地と同じように低肥料で収量制限を行うというクリュクラスの栽培を行っています。
ワインを開けるとまずしっかりした酸に驚かされます、封をあけてしばらくして味が上がってくる状態で、開けた日より翌日、翌々日がさらに美味しくなるワインです。それは何を意味しているかと言いますと”葡萄のポテンシャルの高さ”です。
低いポテンシャルの葡萄を使ったワインは実は開けてすぐ飲みやすくなります、しかし延びはそこまでです、しかしこういうワインはまだまだ年月を経て伸びるワインです、コトー・ブルギニョンCoteaux Bourguignonsでこのポテンシャル・こだわりは驚きの一つです。
現地の農夫として黒田庄の山田錦を探す、金子さんの日本酒
また今回”同じテーブルで同じ醸造チームの酒を味わってほしい”コンセプトのもと一緒に販売される日本酒”醸し人九平次”は2010年より兵庫県黒田庄で自社栽培を開始したものの一つの回答です。
こちらのプロジェクトにも金子さんという、黒田庄九平次を体現したような蔵人が携わっています。
金子さんも1年も2/3を兵庫県黒田庄で過ごし、現地の農夫として地元に溶け込んで、大学の研究所のような探究力で黒田庄の山田錦の何かを探しています(その風貌も研究者のよう)。
その探究心の先として自社で購入した畑で借りた畑では出来ない思い切った収量制限や低肥料で行ったのがこの”久野九平治本店・テロワール黒田庄町田高・2018”です。
その日本酒にはテワロールの力強さが確実に日本酒に溶け込んでいます、グッグッと何段階に分けて力強い酸を伴って私共に迫ってきます。
フランスと日本、熱い二人の醸造家の醸造酒を同じテーブルで味わう、二つの世界を同時に感じるチャンスです、是非ご予約ください。
8月初旬発売の第二弾 BLANC白 ブルゴーニュ・アリゴテの予約は下記より承っています。
第一弾の発売内容は
★【予約限定販売】DOMEINE KUHEIJI ドメーヌ・クヘイジ/BLANC 白・2017 750ml + 久野九平治本店 テロワール黒田庄町田高・2018 750ml
750mlそれぞれ1本 10,000円(税別) 11,000円(税込) 予約受付中8月初旬にお渡し予定
※他3種のワインが今年中の販売を予定しております、順次ご紹介の予定となっています。
さてここまで私とものこのワインと日本酒への想いを書きましたが、ここから蔵元から届いた手紙をそのままて転載いたしますのでご覧ください
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