自然派ワイン・フランス訪問レポート 6、ラングドック地区 Bédarieux村 まもなく輸入が始まる「MIHA et TOM GAUTIER」に

自然派ワイン・フランス訪問レポート 6、ラングドック地区 Bédarieuxベダリウー村

初の公式リリース2017間もなく輸入が始まるという新人ワイナリー 「MIHA et TOM GAUTIER」
そして、人気ワイナリーアクセル プリュファーさんが醸す「Le Temps des Cerises / ル トン デ スリーズ」の2件を訪問。

まずは1)として新人ワイナリー「MIHA et TOM GAUTIER」。ワイン名は「ラブシュルド ジュニー デ フルー」




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2日目午前中はオリヴィエ・コーエンを訪問し、BBQでご飯をいただいてから車で1時間移動、

廻りを高い山に囲まれる山麓の町 Bédarieuxベダリウー村に到着。

ここでは初の公式リリース2017間もなく輸入が始まるという新人ワイナリー 「MIHA et TOM GAUTIER」

そして、人気ワイナリー「Le Temps des Cerises / ル トン デ スリーズ」の2件を訪問。


まずは古い町の狭い路地の中にある、18世紀ぐらいの建物を改造した「MIHA et TOM GAUTIER」のカーブ(製造場)に

ここはナント出身のTOM GAUTIERさん、ハンガリー出身のMIHAさん、カップルのワイナリー。

TOMさんはいくつかのワイナリーで修行の後、独立。気候の多様性あって自然に恵まれた場所を探してこの地区に。
花が好きで、それが入っている、フランスの詩人”ジョンコクトー”の言葉をドメーヌ名にした
「ラブシュルド ジュニー デ フルー」

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車で20分程の標高400mの畑に、

村に隣接する険しい山をグングン登る! 途中の急斜面にまるで日本の棚田みたいに石垣が組まれたところがいくつも、もともと全て葡萄畑で今は厳し過ぎる立地で耕作放棄地になったらしい。

標高の高い畑を借りているのは、ここに土着品種の古木があり、冷涼の畑からミネラルのあってフルーティーさを抑えたアルコールの低いワインを造るため。

それらは近年、高
い評価を受けているのである。

ラングドックやルーション地区のイメージである濃くて、アルコール度数の高いワインとは対極にある。
途中で車を下り、10分程歩いて登って畑に

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こんな標高の高さ!

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廻りは乾燥したハーブとサクランボの木が、この辺りはサクランボの産地で、訪れた時期(6下旬)は丁度、収穫が終わった頃。
ここは石灰が風化した粘土と石灰混ざる土壌。

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急斜面の畑。


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1950年に植えた(樹齢68年の古木) カリニャン サンソー グルナッシュ混植の畑。この後訪問した「Le Temps des Cerises / ル トン デ スリーズ」のアクセル プリュファーさん紹介で借りれた。

ここはトラクターも入れない急な斜面で、鍬で耕すしかない。 草を倒して乾燥から土地を守る


病気への対応にはビオディナミの植物の薬をまくのと、まだ土地が痩せすぎているので堆肥もまくのだそう
南西斜面で霜も降らない

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畑は”ゴブレ”という葡萄がそのまま木のように植える方式で 葡萄同志が離れてて風の抜けが良く、病気にも強い

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これは何かというと、枯れた木の後に挿し木して苗木を造っている。

クローン栽培(収量を目指して科学的に選抜された木)で(葡萄の成りが強すぎる)ではなく、
畑の良い古木の枝を挿し木して苗を造るという昔ながらのマサルセレクションをしている。

これは今回いろいろな生産者から聞いた話で、”クローン”は同じものなので、一度病気がまん延したら防ぎにくいし、味も同一で複雑さにかけ、葡萄も成り過ぎてしまうんだとか。

ハンガリー出身の彼女、MIHAさんはお爺さんもナチュラルワイン作りをしていたらしい
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ステンレスやファイバーのタンクが並ぶワイナリーに戻って試飲。

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2年の試験醸造を経て、公式リリースの2017、5種のワインを試飲。写真左から順番に   

1、ボボク
一番軽い サンソー カリニャン。サンソーをプレスして そに全房のカリニャンを入れて 8日間マセラシオン・カルボニック 醸造はステンレスタンク

葡萄は自分の感覚で早く収穫。アルコール度数は10度で軽やかな北のようなワイン。
南の濃いタイプワインは好きではないのでそういうスタイルに

サンソーは熟して収穫、カリニャンは早めの収穫。

二つを合せることで発酵で上手いって良いワインになった

2、ノール 雲
クレレット100パーセント。基本マセラシオン・ いっぱい入れて入らないのはプレス。クレレット 酸があって特徴はない 石灰石 有名作り手からの買い葡萄。ちょっと野性味がある 発酵食品や野菜に会う。

3,コクーン(繭)
サンソー カリニャン で全てマセラシオン カルボニック。ボボックとは同スペックで作り方違い
繭に入っているように守られて、全てが上手くいったので、この命名に。柑橘系の酸がある

4、ヴィサトドリーマー夢
カリニャン100%、 来年、カリニャンが沢山取れてほしい、それが夢ということから命名。
発酵に苦労、15日と長めのマセラシオン。
将来的にはこのタイプにアンフォラ使いたい(壺仕込み)、 マセラシオン長めにスキンコンタクトさせて

4ラース 月の光
スーパームーンに収穫。葡萄を見極め酸が落ちない、ある内に一気に収穫した。
白葡萄のシャルドネと、黒葡萄のシラーを一緒にダイレクトプレス。

アルコール発酵も一気に終わった。バターっぽい味わい

シャルドネとシラー混ぜる人がいないけど慣習にこだわらず自由な発想でチャレンジ。
丁度同じタイミングで糖度上がったので。アルコール度数は12、5度
「何故透明瓶で、コルクを使わず栓なのか?」という質問に対し
ワインの色を見せたい。コルクの味につくのは嫌なので

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日本酒の斗瓶みたいのもあった!この地区でよく造られる、ワインにアルコールを添加した酒精強化ワインの伝統的な瓶らしい。 これは、それに名産のサクランボを漬けたもの。

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MIHAさんは日本好きで、日本語を独学しているらしくて、「ありがとうございます」「どういたしまして」とハッキリした日本語で歓迎いてくれた。

お土産で持っていた、「こなき超辛口カップ」にもこの表情、で大変喜んで
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ワイナリーにも日本酒が飾ってあった!

そしてこの後は、車で10分のアクセル プリュファーさんのところに

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