6号酵母サミット参加のために山形へ。翌日は天童市にある水戸部酒造 山形正宗に。
2Fに上がって麹室で話をする。なかなか無い規模の麹室。そこに力入れているのが解る!
麹室の部屋数は1、2、3、4、 あれ~なんで4室なんだ??
ハクヨーの製麹機を使った「床」があるのが1日目で1室、それで箱に「盛り」で2日目で2室、 それで麹を乾燥させて枯らす3室。 それで収まるはずだけどなんで???
「それはですね~」と水戸部蔵元が理由を話しだす。
「ウチの麹造りはよく言う48時間の麹造りと決めてないんです。
4室あるのは70時間まで対応するために 2室目と3室目は「盛り」の早い時間のもの(入ったばかりのもの)と、遅い時間(もうすぐ出来上がるもの)をそれぞれ必要な温度、湿度に対応するためなんです。
いろいろな実験して常にいい麹を模索しています。」
え~そんな麹造り方法もあるんだ吟醸造りの麹って48時間って、決まっているように思っていた!
蔵見学ってこう何か新しい発見があるからやめれません。
1Fにあるライトや壁材、床材にもこだわった仕込み蔵。造り手のアーティスックな感性を刺激します。
蔵では丁度、梅酒造りの真っ最中。
これは「山形正宗とろとろ梅酒」の「濁り」部分を造るための作業、梅酒に漬けた梅を取り出して手作業で種を取り出しこの後細かく攪拌します。
最後は蔵から20分 山を上がった素晴らしい環境の「田麦野」へ。出羽燦々を栽培する自社田があります。 緑のコントラストで素晴らしい栽培空間でした。