4月7日8日に九州酒匠一座さんの誘いで、福岡・佐賀の蔵を巡ってきました。
今回は名古屋の扱い酒屋、3店同行の旅。
行きは小牧空港から小型ジェットで福岡へ 福岡駅で電車で移動し、そこからは九州酒匠一座さんにお世話になり車の旅になりました。
「ブラッドオレンジ梅酒」「カラフルタイム」でお世話になっています。
とても清潔で美意識に包まれた蔵でした。
この蔵の特徴はこだわりシリーズは全て「花酵母」に特化しているところ。
「月下美人」「しゃくなげ」「ひまわり」「いちご」など 天然の花から酵母採取しl使用しています。
なんとなくか弱いイメージの酵母でしたが、現代の酵母よりも野生的で強い酵母ということです。
専務さんです。東京農大醸造科卒業で、研究室の先生が花酵母の権威とのこと。
また、弟さんが杜氏でその奥様は現役の農大研究員ということで、まさにTHE「花酵母」そのプロフェツショナル蔵です。
普通酒の仕込みがまだ続いていました。
特定名称酒の仕込み蔵。小さなタンクが10本ほど整然と並びます。丁寧な造りが伺えます。
麹室も本当に緻密な作り。面白かったのは「温度管理」の話。
温度計は全てデータを無線で杜氏の待機する部屋にあるパソコンに送られる。
杜氏さんはじっくり温度が来たのを確認して、麹室に入る前に作業をイメージを決められる。
そうすることで、間違いない作業が出来るし、麹室に入る時間の減り、雑菌汚染のリスクも減るとのこと。
また、データをしっかりとれるので、毎年の作りの確実性が上がっている。
搾りは、この槽で、特定名称酒は全て「あらばしり」「中汲み」のみで「セメ」は排除している。
「セメ」はどうするんだろう?「って心配になって聞いてみたら
,強く圧力を掛けて搾らず、まだ酒をたっぷり含んだ酒粕を再発酵し、「粕取り焼酎」を製造するとのこと。
福岡・佐賀では「粕取り焼酎」の需要が高いとのこと。(そういえばこの辺りの蔵は良く作っている!)
その後は試飲。10種類ほど飲ませていただく。
純米吟醸 愛山もありました! 1800ml 3.465円かな?確か。思ったより高くないです。
一番気にいったのは「イチゴ酵母の純米吟醸」 雄町と山田錦バージョンがあり、私は「山田錦」が気に入りました。 綺麗な香りとボディで最初から最後まで綺麗に抜けていくお酒。
セメ排除というのが酒質に良く反映されていて、くピュアなかわいいお酒です。
(すでに仕入れ済みで、当店にならんでいます。1800ml 3.150円 720ml 1.575円です。)
最後の蔵の前で記念写真。
昼食は挟み、車で30分ほどの福岡県大川市 「若波酒造さん」へ。
こちらは女性杜氏、今年から左の弟さんが帰ってきて一緒に造りを始めたとか。
新しい「日本酒シリーズ」を模索中で試飲をさせていただきました。
地元の「いちご」をつけていました。
この蔵の「ぱるふぇカシス梅酒」「ぱるふぇストロベリー梅酒」」「ぱるふぇミッスベリー梅酒」。
杜氏さんがフランスまで研修に出向き味を造り上げています。
いづれも素晴らしい出来!洋風梅酒ですが、非常に飲食店様からも引き合いの強いお酒。
私もこのシリーズを大好き。季節によって味を少しづつ変えているそうで、この夏バージョンを飲ませていただいたけど、相変わらず美味い! 私も大好きなリキュールです。
こんな桃色にごり酒もありました。
この日の最後は佐賀県の和紅茶専門店「くれは」へ。
月ヶ瀬、鹿児島、嬉野、など日本のあちらこちらの和紅茶が販売されていました。
今回は日本の和紅茶の第一人者の岡本さんに日本の和紅茶についてレクチャーを受けるための訪問です。
いろいろな和紅茶を楽しんだあと、九州酒匠一座さんの新製品「ハーブ紅茶梅酒」を試飲。
なんと5蔵から5つの味を楽しめます。720ml 2.625円でまもなく発売。
いづれも素晴らしく。これはオススメです。 瓶も専用のオシャレ感抜群のデザイン。
裏ラベルです。
このようなハーブがブレンドを変えて5種にブレンド。それぞれ様々の味わいが楽しめるのがミソ。
夜は福岡の夜を皆さんと満喫、屋台など福岡の夜を楽しみました。
明くる日は福岡県久留米市 山口合名さんへ 「ふるふるマンゴー梅酒でお世話になっています。
丁度、酒林を造っていました。
日本酒は若手杜氏さんがおられ、基本はしっかり抑えたい、いいお酒でした。
100石ほどの小さな仕込の蔵です。
リキュールは専務さんの担当。女性らしい視点で商品開発をしています。
ここで解散、皆様お疲れ様でした。
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