日曜日の昼間に50数名の飲食店様にお集まりいただきました。参加いただいた皆様ありがとうございました!
数量不足で皆様にご迷惑をかけておりますが、獺祭の姿勢は一貫しています。
昔「日本晴」を掛米に使用していた時代もあっようですがオール山田錦での美味しさには何者にも代えがたい。とのことで、現在は「山田錦」のみ使用。 山田錦は古代米に近く写真のように「穂」がしっかり垂れる。
純米大吟醸「造り」のみ・・昔は「純米大吟醸のみ」でしたが、最高峰の「獺祭 その先へ((精米歩合23%以下)」が発売後はそれが精米表示はしないため公式には「純米大吟醸」を名乗れないとのことで・・この表示に!
一年を通して空調の効いた蔵で通年お酒を醸しています。
温度と湿度がコントロールされた環境で手造りにて麹造り。 「ぱらっ」とした乾燥した麹が理想。手触りで麹の出来が確かめれるため手作業に勝るものは現在のところないとのこと。
副社長 桜井一宏さんに講義いただきました。お客様をまっすぐ見据え話す姿勢が素晴らしい!それあって腰の低い紳士な方です。
普通は製造量を増やすと大きなタンクにするところを、獺祭は小さなタンクのままタンク数量を増やしている。その説明です。
1年で他の蔵の10年分の純米大吟醸を仕込むということで、獺祭にはその技術データに蓄積がしっかりあります。このように毎日、一本一本数値分析をしています。
製造部長(杜氏)主な仕事は、出来たお酒をチェックすること。 1本、1本必ずチェツクされます。 意外にも数値はそれぞれバラバラだそうで!納得できない仕上がりのものは二割三分は三割九分へ、三割九分は50へランクダウンすることはまま!あることだそうです。
美味しいお酒を造るには経験値を高めるということで、積極的に海外に販売しています。
同じ山口県出身「ユニクロ」の海外店舗のオープン時には必ず、獺祭が鏡開きされます。
ヨーロッパにある日本食の店は大体はベトナム人の経営とのことで、そこで給される「日本酒」というものは大体20度もある白酒というものだそうです。そのイメージを覆すのに苦戦しているとのこと。
安倍首相のが海外主賓を迎える時は海外で売れている日本酒ということで「獺祭」が出されます。
ヨーロッパでの日本酒のイメージを覆すため、文化発信の中心地「パリ」にBARとショップが併設された「獺祭BAR」が来年5月オープン予定。
来年3月に12階建ての社屋が完成予定。 これで約3万石の製造を持つ。最初は本社機能をこの建物に持つ予定だったですが、製造が追いつかないとのことで仕込み蔵の機能のみとのこと、ギッシリ仕込タンクで埋まる予定とか!(驚)
全国で山田錦を栽培していただく田んぼを求めて、積極的に農家に説明にあがり栽培田を増やしているとのこと。
これは滋賀県の写真。 他にも新潟県とか・・(エー) 今まで山田錦の栽培地ではなかったところでも積極的に栽培を開始。 他の米よりも卸価格が高く(魚沼コシヒカリ並み)農家さんにもメリットがある。
最近は富士通と提携「Akisai(詳しくはこちら)」。栽培状況を(水温・気温等)カメラでの定点観測、と全てコンピューターで一元管理、山田錦の栽培ノウハウを積み上げ、栽培農家に提供していくとのこと。
山田錦の栽培が近年増えたといっても兵庫県の最大栽培数のまだ半分くらいとのことで、休耕田とかを掘り起こせば、まだまだ山田錦の製造量を増やせるはず!
獺祭は昨年比、耕作地で1.7倍の面積を今年確保したそうです。
獺祭 木下営業部長にも参加いただきました!