新規扱い蔵元 「花陽浴(はなあび)」の蔵元訪問をしました。
製造元、南陽醸造は埼玉県羽生(はにゅう)市にあります。
羽生市は埼玉県の北部に位置します。埼玉の中心大宮よりJRで久喜へ、そこから東武伊勢崎線に乗り換え5駅で羽生に到着します。
私とっては若かりし頃にこの辺りに縁があり、土地勘もあって記憶をたどる懐かしい旅路でした。
訪問したのは9月半ばでしたが、とにかく暑かった! 熱気が身体にへばり付くような感じでした・・。日本で一番暑いといわれている群馬県館林まで車で15分程度でつくそうです。
まずは、挨拶もそこそこに蔵の中を案内していただく。
蔵は昔は1.000石以上製造していたというだけあって、広々していて充分な敷地面積がある。
製造方法は甑で蒸して、手造り麹で醸す。大量生産時代の設備を捨て、少量高品質生産のスタイルを追及している。
これらのタンクから花陽浴は産まれる。
大吟醸を仕込むかのような小さなタンクで仕込まれています。
そして蔵座敷に案内され試飲をする。
実はこの瞬間まで「花陽浴」の知識がなかった。あまり知らなかった。
もちろん香りが豊かな酒ということも知っていた。それで2回ほど購入して飲んでみたこともあった。
その一回は香りが凄い酒だな~で終わった。2回目は生熟成して旨味と香りが離れたお酒なんだな~という印象だった。
それで何故?この場所にいるのかというと、名古屋の当店までわざわざ寄っていただいた、話してみてこの人のお酒を飲んでみたいと思った。
その思いに感化されてここに来た!
最初に飲んだのは美山錦純米吟醸袋吊りだった。
よかったビックリした。香りはもちろん充分だったけどシャープだった。そして火入なんだけど香りが綺麗に立つことに驚いた!
聞くと「袋吊り雫」だということ、火入のレギュラーということだけど、このパーフォーマンスというか、手間の掛け具合にも驚いた、そして感銘した・・花陽浴が好きになった・・・。
そして「ひやおろし」これも良かった。そして「生もと」今までないような香り生もとでこれも私のデーターベースには入ってない味で扱いと素直に思った。
そして決定的に旨かったのは!「雄町」だ~!これは良かった。・花陽浴の香り雄町のトロけるようなボディは最高だった。
蔵から帰るころにはすっかり花陽浴ファンになった。
このお酒は皆さんにもっと知ってもらいたいと思った・・そして、この文章を今書いているのです・・・(☆゚∀゚)~。
コメント